コーヒーカップとティーカップの違いとは?使い分けるべき?


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コーヒーを楽しむ方の中には、器にまでこだわりたいとという方もいらっしゃるでしょう。美しいデザインが多いコーヒーカップですが、ティーカップとはどのような違いがあるのでしょうか?

コーヒーカップの特徴とは?

コーヒーは、抽出する時の温度が高温でなくても味に変化がみられません。そのため、コーヒーを淹れた時点で、飲むのに丁度良い温度になっています。

ですから、コーヒーを美味しく飲むためには、いかに冷めないで保温状態を保ちながら飲めるかを考えたのが、コーヒーカップの特徴だと言えます。温かい状態を保つためにカップの口径を狭くして温度を下がりにくくしたので、カップに高さを出して容量を増やしたのがコーヒーカップです。

また、コーヒーは紅茶よりも濃いドリンクなので、カップが小さめに作られているという特徴もあげられるでしょう。

ティーカップの特徴とは?

紅茶は高温で抽出されなければ美味しくないため、早く温度が下がって飲む時に適温になるようにカップの口径が広めに作られています。そのため、ティーカップにはカップの口径が広くて、高さがなく扁平な形が多いという特徴があります。

さらに、紅茶用のティーカップには、外側同様ににカップの内側にも凝ったデザインが施されていることがあります。

コーヒーカップの歴史について

コーヒーが嗜まれるようになったヨーロッパでは、18世紀に入ってからドイツの名釜マイセンが深めのお皿(カップの原型)に取っ手をつけて、現在のコーヒーカップの原型を形作りました。それまでは、深めのハンドルが付いていない陶磁器にコーヒーを入れ、冷ますためにそこから受け皿に移して飲まれていたコーヒー。そのため、取っ手なしの陶磁器と受け皿の容量は同じに作られなければなりませんでした。

しかし、マイセンが考案した取っ手付きの陶磁器が世間で使用されるようになると、やがて受け皿に移し変えてからコーヒーを飲む習慣は消え去ってしまいます。そうして取っ手付きのカップが一般的になり、直接カップからコーヒーが飲まれるようになると、受け皿もふつうのお皿となんら変わりない形になっていきました。

コーヒーはコーヒーカップで飲むべき?

カップの形によって味が変わると言われている紅茶ですが、古くから紅茶を嗜んできたイギリスでは、ティーカップとコーヒーカップが区別されてきました。もちろん現在ではそのような区別はほとんどなくなっているようですが、紅茶好きのイギリス国民ならではのこだわりが、ティーカップに反映されていたと言えるでしょう。

もちろん、コーヒー好きの方の場合も、コーヒーカップの形によって味が変わったり、カップの色によっても味の感じ方が変わるということをご存知の方が多いでしょう。

オーストラリアのフェデレーション大学と、イギリスのオックスフォード大学が行った研究では、白いカップに入ったコーヒーよりも、青い色や透明のカップに入ったコーヒーのほうに甘みを感じることが明らかになりました。(参考:http://www.excite.co.jp/News/odd/Karapaia_52179577.html

色が私たちの味覚にも影響を与えることは、とても興味深いことなのではないでしょうか。ですから、美味しく淹れたコーヒーをさらに美味しく飲むためには、カップ選びも重要になってくると言えるでしょう。

もちろん最近では、コーヒーカップとティーカップ兼用のカップも登場しています。そのため、ティーカップ、コーヒーカップの枠に捉われずに、自分のお気に入りのカップで飲むのもよいかもしれませんね。

まとめ

今回は、コーヒーカップとティーカップの違いについてご紹介しました。

確かに、コーヒーをさらに美味しくするカップは存在しますが、自分のお気に入りのカップなら、どんな形や色でも常に美味しくコーヒーを飲むことができるのではないでしょうか。