コーヒーが便秘に効く?コーヒーと便秘の関係とは?


img_constipation00

コーヒーは便秘に効くという意見と、その逆にコーヒーは便秘を招くという相反する意見があります。もしかすると、いったいどっちを信じたら良いのか、頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、コーヒーと便秘の関係についてご紹介します。

コーヒーが便秘に効くと言われている理由は?

コーヒーを飲むとお通じが良くなるのは、主にカフェインの作用だと考えられています。カフェインには、自律神経に働きかけて腸を刺激する作用があるため、カフェインが多く含まれているコーヒーを飲むとお通じが良くなり、便秘に効果があるとされています。

また、コーヒーには神経伝達を妨げるアデノシンという成分が含まれています。一般的にアデノシンが神経に働きかけると、排便を妨げる活動をします。

しかしながら、カフェインを多く摂取することによって、そのアデノシンの効力を無効化することができます。そのため、コーヒーを飲むと便秘解消に繋がると言えます。

実際に2006年にEuropean Journal of Clinical Nutritionにより18歳から20歳の日本人女性を対象に行われた調査では、コーヒーを摂取していたグループはコーヒーをあまり摂取しないグループよりも便秘になることが少なかったという結果が発表されています。

コーヒーが便秘を招く理由とは?

先程、コーヒーが便秘に効果的な理由についてご紹介しましたが、実はコーヒーは便秘を招く作用も持ち合わせている飲み物です。「便秘解消になったかと思えば、便秘を招いたり、いったいどっちが本当なの?」と思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

コーヒーが便秘を招く理由としては、コーヒーがもたらす利尿作用の副影響があげられるでしょう。ご存知の方も多いように、コーヒーには利尿作用があります。その利尿作用によって、体内の水分が尿になって体内から出てしまうと、便に水分が足りなくなってしまい便秘を招くことになります。

また、コーヒーに含まれているポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、胃腸の働きを抑制する作用があります。ですから、腸の不活発さが原因で起こる便秘に悩んでいる方であれば、コーヒーを飲むことでその状態をさらに悪化させてしまうことがあるでしょう。

生活習慣とストレスが原因?

便秘を引き起こす原因それだけではありません。睡眠不足やストレスも便秘に大きな影響を及ぼします。寝る前にコーヒーを飲み、さらに利尿作用による水分不足の状態で夜遅くまで起きていれば、便秘になる確率はぐんと上がるでしょう。

運動不足も原因の一つです。ずっとデスクで座りっぱなしの上、普段運動をしない方は便秘になりやすいと言われています。適度に体を動かすことにより、腸の蠕動運動を促してあげましょう。

便秘の原因のほとんどは不規則な生活習慣とストレスによるものです。コーヒーだけが便秘の原因であるとは言い難いでしょう。

便秘に効くコーヒーの飲み方は?

実は、便秘に効くコーヒーの飲み方というものが存在します。コーヒーが大好きだという方の中には、コーヒーを水代わりに飲むという方もいらっしゃるでしょう。しかしながら、もしもカフェインの作用を利用して便秘解消をしたいと思うなら、1日カップ2杯程度のコーヒーで我慢するように努めましょう。

さらに、便秘を解消するためには、定期的な排便のリズムを作ることが重要です。規則正しい排便のリズムを培うことができれば、自然に便秘を解消することができるでしょう。

そのために、毎朝コーヒーを飲むことを習慣にしてみてはいかがでしょうか?朝、目覚めた後のリラックスした状態でコーヒーを飲むようにすれば、腸が刺激されて排便を促すことを期待できそうです。

「コーヒーを飲むと便秘気味になる」というのであれば、砂糖の代わりに腸内環境を整えて便秘解消を促す、オリゴ糖を使用してみてはいかがでしょうか?

コーヒーブレイクでほっと一息

また、コーヒーのリラックス効果は便秘の解消に一役買ってくれます。人間の体は非常に敏感で、知らないうちに受ける精神的なストレスから胃腸の働きがスムーズにいかないことがあります。

忙しい生活を送っている方は、積極的にコーヒーブレイクを取ってみてはいかがでしょうか。会社であればデスクを立つきっかけにもなりますし、同僚とコミュニケーションを取るきっかけになるでしょう。コーヒーブレイクのついでに軽いストレッチをしてみれば、腸の働きを精神的にも身体的にも助けることができます。

いずれにせよ、コーヒーだけに頼って便秘解消をすることは難しいかもしれません。ですから、食物繊維の多い健康的な食生活や十分な水分を摂取するよう心掛けつつ、コーヒーを飲むようにすれば、便秘に悩まされることなくスッキリした毎日を過ごすことができるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、コーヒーが便秘に効く理由と、便秘を招く理由についてご紹介しました。

個々の体質によってコーヒーが便秘解消に効くかそうでないかには、大きな差があることでしょう。また、どんなにコーヒーが大好きだったとしても、コーヒーを大量に飲んでカフェインを体内に大量摂取するのは便秘はもちろん、睡眠障害や胃腸に負担が掛かってしまうなど、ほかの影響をもたらす恐れがあります。

ですから、コーヒーを飲む時には便秘気味だからとがぶがぶ飲むのではなく、節度を守って嗜むようにしたいですね。